事業再生の現場から!再生コンサルタント日記

2008年10月30日

銀行への返済ができなくなるのは・・・

銀行から融資を受けている企業は、必ず銀行に返済しなければ
なりません。しかし、返済する資金がなければそれが不可能と
なってしまうことになります。

返済できなくなる場合は、以下のようなことが企業で起こっています。

企業のキャッシュフロー(税引き後当期利益+減価償却費)が返済額を
下回ると、企業の現預金は減少していきます。
そのような状態では、減少した現預金を埋め合わせるために、
融資を受ける必要が出できます。
しかし、銀行への融資を申し込んでも審査が通らないと現預金が
底をついてしまうことになります。

このように資金繰り償還といって、融資返済のための資金を
再び融資を受けることによって確保するという融資の本筋ではない
資金の使い道となります。しかし銀行では黙認して、名目を運転資金
として融資を行っています。

もし企業の業績が悪化して融資審査が通らなかったら、現預金が減少し
資金繰りは悪化します。

経営者は、資金不足に陥った問題の解消を先送りしてはいけません。
すぐに対策を考える必要があります。
間違っても高利な業者から借りてはいけません。
(田中)

2008年10月24日

自己破産にも金が要る!

破産するにも資金が必要です。
自己破産申し立てする場合、裁判所に申立時に
納める予納金が必要であり、これが破産管財人の
報酬となります。
例えば、多くの裁判所では、
法人で負債総額5000万円未満の場合70万円、
5000万円〜1億円未満の場合100万円の
予納金が必要です。
さらに、通常債務者の申立代理人として弁護士に
お願いする費用が必要であり、
めどとして予納金と同額くらいの資金をみておいた
ほうがよいといわれます。
つまり、予納金の倍額程度の資金を準備する
必要があるのです。
資金繰りに窮して、「いよいよ破産しかない」状態
となっても、必要な費用も用意できない場合、
自己破産もできません。

何事も、早めの対応、計画的な対応、最低限の
必要資金の確保が必要です。
自己破産回避、事業の再建を図る為にも、
資金面の早期の対応、事前の綿密な準備が必要です。
また、仮に自己破産という選択肢を選ぶ場合も、
破産申立のXデーまでに必要資金を確保することが
必要となります。
(千々波)

2008年10月20日

リスケの決断は・・・?

銀行への借入金の返済条件を変更することを
リスケジュール(リスケ)と言います!

経営者は、どの時点で決断すべきなのでしょうか?

実は、ケースバイケースで判断しないといけませんが
銀行から融資が受けられないと判断した場合など・・・

一概には言えませんが・・・

但し、借りられないので銀行にリスケを申し入れしても
事前準備なしでは失敗するケースもあります。

リスケは簡単ではないのです!
銀行は、リスケ申し出=危ない企業とみます!

どちらにしても借りることができないのであれば
お金が出でいかないように社長は早く決断する
必要があります!

リスケを決断したからには、専門家と相談して
企業の再生の絵を描いて進めるべきです。
そうしないと単なる問題の先送りになる場合が
あります。
(田中)

2008年10月14日

銀行融資は格付けで決まる!?

勘定合って銭足らず!という言葉どおり、企業は赤字と
いうだけでは倒産しません。しかし、お金がないと100%
倒産します。銀行融資で資金調達を円滑に行えることは、
企業にとって生命線といえるのです。

銀行では融資先を格付けというランクづけをして管理しています。
資金調達の可否は、格付けで決まるといっても過言ではないのです。

格付けを引き上げるには、決算書の財務内容の改善が必要と
なります。
対策として、貸借対照表(B/S)の改善と損益計算書(P/L)の改善の
2つの対策しかありません。

格付けの改善に当たっては、B/S改善で短期的な改善効果を
得つつ、継続的にP/L改善に取り組んで、企業体力をつけて
いくことが必要です。
(田中)

2008年10月09日

企業倒産 増加!

今日の日経新聞に掲載されているように
倒産の増加が一段と鮮明になってきた。
倒産の原因をみると、販売不振や売掛金の
回収難など不況型が増加している。

今後の倒産について、帝国データは「景気後退と
資金調達環境の悪化がさらなる倒産増を招く悪循環が
強まるおそれがある」とみている。

行き当たりばったりの資金繰りの結果、破綻してしまう
企業を少しでも減らすことが可能ならば・・・

資金繰りを楽にするには、常に3ヶ月、6ヶ月先の
資金繰りを社長が頭に入れておき、資金繰り償還が多い
中小企業では、資金がまわる為の対策、それは自社の
現状よりして銀行から借り換え資金が借入できるのか?
等々の対策を早めにとっていくことです。

そうしないと、ずさんな資金管理が、企業を破綻に向かわせます。
(田中)

2008年10月07日

リスケ時に銀行から提出を求められる資料

 借入金の返済が重く、銀行にやむなくリスケジュール
(返済条件緩和)のお願いをした場合、
銀行からいろいろな資料の提示を求められます。
 その代表選手が「資金繰り表」です。
 この場合「資金繰り実績表」ではなく「資金繰り予定表」です。
 中小企業特に零細企業の場合は、
「資金繰り表なんか作ったことがないし、
これまで銀行から資金繰り表を出してくれとは言われたことが
ないのだが・・・」と困惑する社長さんも多いと思われます。
 これまで提出を求められなかったとしても、それは、
それまで約定(銀行との融資契約)の返済条件どおりの
元利金の返済を行ってきたからであり、
延滞していなかったからなのです。
 リスケ申出があり銀行がそれに応じると、
銀行はそれまでとうって変わって「○○表、△△書」等の
資料提出を求めてきます。
 銀行内部の債務者区分としては、「要注意先」以下となり、
債権保全の必要性が増し、債務者企業の状況を詳細に把握
しなくてはならなくなるのです。
(千々波)

2008年10月06日

銀行に手貸しの折り返しを拒否された!

手形貸付は、銀行が折り返しをしてくれるのが
当たり前ではありません。

折り返しの見通しについて、早く確認することが
大切です。
例えば、当月末に期日が到来するのにギリギリに
問い合わせても「もう折り返しはできません」と言われ
困っても遅いのです。

早く銀行の意思を確認して、断られても他を当たれる
余裕を見ておかなければなりません。

「一括返済してもらえたら、再実行します」と言われ
一括返済しても次はありません。
手貸しを一括返済すれば、銀行は「しめた!」と思うでしょう。
そしてその企業とは、縁を切るのです。
(田中)

2008年10月01日

銀行は企業をどう見ているの?

いくら、「社長が当社には将来性がある」と言っても
決算書の内容が悪ければ、銀行の融資は困難である。

会社の将来性があると言っても、現状の財務状態が
悪ければ、銀行は融資をした資金が最後まで返済される
可能性が低いと考えます。そうなると銀行は損失が出る!

貸借対照表では、資産価値のないものをチェックします。
焦げ付いている売掛金、売れない不良在庫、回収の可能性の
低い貸付金、等々資産からマイナスされ、決算書上は自己資本が
プラスでも実質的にマイナスであれば実質債務超過になることも
あります。

よって債務超過の企業は、融資を受けることは難しくなります。

損益計算書では、重視するのは営業利益と経常利益です。
融資を受けたければ、必ずプラスに、プラスであるならば
なるべく多く計上しておきたいものです。

銀行は融資審査のポイントを、確実に返済されるのか!
と言うところに置いているからです。
(田中)

 

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