2008年08月18日
資金繰り〜赤字覚悟の受注を続けると・・・
下請企業は、景気低迷・競争激化の中、
最大の固定費である従業員の給料を捻出する為、
社員を遊ばせておくわけにはいかず、
やむなく赤字と承知の上で受注してしまうことがあります。
社長さんとしては、百も承知のうえの苦渋の判断なのでしょう。
この赤字受注があくまでも単発・スポットであればよいのですが、
「やむなく」が続くと、いずれ資金繰りに大きな影響を及ぼします。
いうまでもなく、銀行借入金の返済は「税引後利益+減価償却費」
の範囲でないとできません。赤字受注ひいては赤字経営が続くと、
返済原資たる利益は期待できなくなってしまいます。
また「借入金返済の為の新規借入」は、いずれ限界が来ます。
そのときはリスケジュールを銀行に求めるしかないとお考えの
社長さんもいらっしゃるかもしれませんが、
リスケジュールはあくまでも応急措置に過ぎません。
収益構造が、単発の赤字受注はあるものの会社全体のすう勢として
黒字基調であるのならよいのですが、
そうでなければ企業のあるいは事業の生き残りの為に、
高付加価値分野の拡大という経営努力が求められることとなります。
再生可能性の有無とは、仮に借入金がなければ十分な営業利益を
稼ぎ出す会社の「存在意義」の有無なのです。
(千々波)
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