2008年08月13日
銀行の使命は極大回収!?
債務者が破綻しそうになって、銀行のとろうとする行動は最大限回収できる方法です。
しかし、みすみす破産させてわずかばかりの配当(無担保部分の回収)を得る
のではなく、再生を進めることにより破産するよりも回収額が多くなる場合、
そちらをとるということです。これが経済合理性です。
会社分割では、銀行の理解を得て、以下の様なケースがあります。
簿価において総資産5億円に対し負債が10億円あり、5億円の債務超過になっている
ケースで、その会社を分割し新会社を設立します。
旧会社の資産の5千万円を新会社に分割し、負債10億円をそのまま残します。
新会社は、資産5千万円、負債はゼロで株主価値は5千万円です。
この新会社の株式を第三者であるスポンサーに、5千万円で買い取ってもらい
株式売却代金を銀行への返済に充当するのです。
負債10億円に対する銀行の回収率は、5%です。
一方、このまま自己破産となった場合、銀行の無担保部分の配当はわずかです。
なぜなら清算B/Sに引きなおすと総資産5億円は大幅に減少し、負債10億円は拡大し
配当率は5%に届かないケースが多いからです。
銀行は、目先の極大回収にとらわれず、組織再編の手法で、逆に極大回収が
実現するということなのです。
(田中)
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