2008年05月31日
経営者のやる気!?
銀行借入返済の正常化、つまり事業再生が可能かどうかの判断で
最も重要なのは、経営者に経営改善計画を実行するだけの意志と
能力があるかどうかである。
特に中小零細企業の場合、経営者の手腕に左右される部分が
大企業や中堅企業よりも高いといえる。
したがって、経営者が本気で改善や改革に取組まなければ、
どんなに立派な経営改善計画書でも絵に描いた餅となってしまう。
顧問税理士や事業再生コンサルタントと共同で作成したものであっても
構わないが、少なくとも内容や具体的な実施方法について経営者が
完全に理解していなければ実行は不可能である。
銀行の融資担当者は、経営者が経営改善計画の説明に来店した際には、
細かく計画書の中身について質問することで本当に理解しているか
チェックしているのです。一つひとつの数字や言葉の意味など、
自分が分かっていることでもわざと質問するのです。
そして何より重要なのは、「誰が、何を、いつまでにやるのか?」
という実行計画が明確にできているかである。
これらのことに対して1つでも答えられない項目があれば、
もう一度作成してもらい、答えるようになるまで繰り返すのです。
(田中)
2008年05月25日
本業で生き残る体質への脱皮が大事!
事業再生における再生可能性の有無について、
よく「営業利益あるいは営業キャッシュフローで黒字基調か
どうかがポイント」といわれております。
外科手術を行うにも、手術やその後のリハビリに耐えられる
体力が必要です。
事業再生の場面で、組織再編(会社分割や事業譲渡等)の
手法を用いて、身軽な形で生き残りを図っても、
本業で十分生き残っていけるだけの収益構造(体力)が
ないと成功しません。
選択と集中による付加価値の高い分野への経営資源のシフト、
生産工程の改善、経費の見直し等により、高収益体質への
脱皮を図るには、社長の「知恵」が最も大切です。
知恵を絞って、「他より先に」有効な一手を打つのです。
(千々波)
2008年05月19日
銀行の追加担保の要求!
銀行から融資を受けている中小企業が行き詰まり、担保物件を売却して
50百万円払ったものの、残債がまだ15百万円あるとします。
そこで、銀行が「追加担保を出してください!」と要求してくる。
断れば、「会社の不動産や個人の自宅に仮差押えをかける。」
これも銀行がよく使う脅し文句であり、こういった言葉に震え上がって
屈した中小企業経営者は多いと思います。
追加担保については、本来理不尽な要求ですから、応じることはありません。
(現実には、すでに坦保に入れる物件がないケースが多いと思います。)
勿論この場合、会社の他の物件や、個人の自宅の仮差押えを銀行が行う場合はあります。
しかし、実際ほとんど効果がありません。
仮差押えを受けた不動産が無担保物件であれば、効果がありますが、
いまどき無担保物件などまずないでしょう!
なぜなら無担保物件なら、とうに担保に入れて借入しているはず・・・
不動産の守り方については、今後メルマガにて配信予定です。
(田中)
2008年05月11日
信用金庫さんの訪問
当事務所には、時折金融機関の方(銀行、信金、ノンバンク
等)が訪問されます。
業界的には比較的信用金庫さんが多いのですが、
事業再生.comのホームページをご覧いただいて連絡を
いただいた上でお見えになります。
皆さん、目的は概ね同じです。
再生後の新会社に対する融資・あるいはその他再生関連の
借り換え融資等の獲得を狙っておられます。
当方としても、再生に関してファイナンサー・レンダーの候補を
たくさん持っていることは必要であり、
金融機関が事業再生.comに接触を求めてこられるのは
ありがたい限りです。
しかし、融資を申し込む側として
「融資の審査は厳しい。いけそうかなと思っていても結局融資が
出ないこともよくある」のは、大原則です。
お見えになった金融機関の方と会話をすると融資スタンスとして、
現実的には、会社が稼ぎ出す将来のキャッシュフローを返済原資と
とらえる、「ものの本」に書いてある絵に描いたような100%
「無担保融資」は、かなりハードルが高い感があります。
一方で、一部不動産担保を絡ませて残りは無担保融資であるとか、
融資期間20年以上(劣後ローンとまではいかないのでしょうが)の
長期貸し等魅力ある商品の提供に工夫しているという印象が
あります。
また、売掛債権担保融資を専門に行っているノンバンクからの
接触もありました。
融資を受ける側からすると使い勝手が良い商品になっていると
感じました。
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会社の形を変えて、身軽な形で再出発できるのであれば、
金融機関の会社を見る目はガラッと変わるということは
いえると思われます。
(千々波)
2008年05月07日
リスケ交渉〜銀行から追加資料を求められたら?
リスケ交渉へ銀行に行くときは、試算表と資金繰り表、それに経営改善計画書の
3つを用意して交渉に望んでくださいと過去に触れました。
その他、必要な書類を求められても、簡単に作成できて必要だと思えば提出すればよいのです。
資料は必要最低限にとどめるべきなのに、何故銀行は欲しがるのでしょう?
目的は、2つあります。
1つは、部門別や営業所ごとの損益を出させる場合などです。
部門別や営業所ごとの損益を出して、リストラ等のアドバイスをしてもらい、
追加融資が出るのであれば協力しましょう!?
もう1つは、この機会に全財産を調査することです。
不動産などは、融資をするときに銀行は決算書等で確認しています。
例えば賃貸物件の場合、入居者名簿などの資料です。
リスケ申し出なら、状況を知るための部屋数、家賃、入居状況などは
提出してもかまいませんが、入居者名簿は必要ありません。
銀行が知りたいのは、入居者名簿なのです。
それは、入居者の氏名がわからなければ差押さえはできないからです。
執拗に求められても、そのときは丁重に断ってください。
断ってもリスケの承諾に左右しません。
(田中)
2008年05月02日
5月19日、奈良でセミナー講師をいたします。
5月19日(月)13:00〜、
なら産業活性化プラザにて行われる、
財団法人奈良県中小企業支援センター主催の、
第4回中小企業経営セミナーにて、
事業再生.com千々波が、
第一部(13:10〜14:00)の講師をいたします。
概要は、
「事業再生〜よみがえれ!中小企業復活作戦〜
事業再生の現場をのぞいて見ると、 ・・・・・・・・・
等の、社長さんの問題意識が浮かび上がってきます。
その根底には、「何としても復活するぞ!」という
社長さんの執念があります。
銀行出身の中小企業診断士チーム「事業再生.com」が、
ナマの事例を交えて解説します。」
詳細は、
財団法人奈良県中小企業支援センターのHP,
→HOTなお知らせ
→第4回中小企業経営セミナー参加者募集(5月19日開催)
をご覧ください。
(千々波)

