« 2007年10月 | HOME | 2007年12月 »

2007年11月29日

事業再生〜クライアントの最大のニーズは何か?

中小企業の事業再生のお手伝いをしていて思うのは、
再生を目指す中小企業の最大のニーズは、「銀行に対する接し方」
ではないかと感じております。

事業再生支援におけるクライアントのニーズとして、
入口段階における資料作成の支援(資金繰り表、事業計画書、経営改善
計画書、等)・リスケジュール交渉支援や、
その後〜出口段階にかけて、再生スキーム策定・提案(必要に応じて、
会社分割・事業譲渡・M&A等の手法を用いた復活戦略)等の、
技術的なものも不可欠です。

しかし、それ以上に
債権者である銀行と対峙するクライアントの社長さんの最大のニーズ
(何に困っているのか、どんな助けがほしいのか)は、上記の資料作成や
技術的なもの以上に、多くの場合「銀行に対する接し方」がわからない
ことではないでしょうか?

銀行の融資担当者にどのように話をすればよいのか、
融資担当者が何を考えているのか、
融資担当者が何を求めてくるのか、それに対してどう反応したらよいのか、等の
銀行の債権保全・債権回収等に関する「心の中」が、社長さんの最も興味ある
ところかと思います。
(千々波)

コメント (0) | トラックバック

2007年11月27日

不動産の対策〜無剰余にするとは?

債務の返済が滞り、なにも金融機関へ対応しないでいると
金融機関は債務者の資産を調査し(一般に既に調査済ですが)、
自宅などの不動産を所有している場合には裁判所に訴えて
不動産を仮差押して、債務名義(確定判決)をとり競売にかけて
債権を回収しょうとします。

このとき問題は、当該不動産の担保設定状況です。

例えばTさんが、実勢価格5,000万円の自宅を所有しているとします。
担保設定状況・ 第一順位 A銀行 根抵当権4,000万円
        第二順位 B銀行 根抵当権3,000万円
        第三順位 C銀行 根抵当権2,000万円

ここでA銀行への返済が滞ると、銀行は最終的に競売にかけ
債権を回収しようとします。不動産を競売にかけ実勢価格で
売れれば4,000万円が回収可能ですから、競売は成立します。

一方、C銀行への返済が滞っても、この不動産には担保余力は
ありません。これを無剰余といいます。
仮にC銀行へ返済できなくなったとしても、
C銀行は不動産を事実上競売にかけることはできません。

なぜなら競売によって実勢価格で売却しても、根抵当権が
設定した順に優先順位がつけられているので、裁判所は
A銀行から順にB銀行まで配当するだけです。
C銀行には回収はありません。裁判所もこういう状況では
C銀行からの競売申請を認めません。

従って、TさんはC銀行に対して、無剰余状態ということが
言えます。
(田中)

コメント (0) | トラックバック

2007年11月22日

売上高至上主義の落とし穴!

会社の経営者は、誰もが経営者になったときから、
毎月、いや毎日、売上高増、経費削減が経営者を辞めるまで
永久のテーマとなってくる。

会社経営者は、どの時代も競争の激しい競争原理の中に
置かれている。

売上高=量、利益率=質は、いつもイコールではない。
従って、売上高増加=利益率アップとは簡単にいかない。
量は質を生むが、質は量を生まないから、
結局、どの経営者も売上アップを望む。

当然、売上至上主義で走れば、必ず社内にムダが生まれる。
会社内には、必ずムダがある。
それを減らせば利益を確保できるのだが・・・
そのムダを、売上至上主義に走っている経営者には
まったく見えなくなっている。

事業再生の現場から経営戦略も勿論大事だが、
会社のオペレーションの小さな優劣の積み重ねが、
最終的には、致命的な格差につながる。
(田中)

コメント (0) | トラックバック

2007年11月19日

サムライ神戸ネットワークに掲載されました!

神戸商工会議所ホームページサイト内に、
【士】紹介サイト「サムライ神戸ネットワーク」に
掲載されました。

市内外で活躍する神戸商工会議所所属の弁護士、司法書士、
弁理士、公認会計士、税理士、中小企業診断士、社会保険労務士、
不動産鑑定士、行政書士、1級ファイナンシャルプランニング技能士の
約200名が登録。関西最大級のサムライ紹介サイトです。

各士業を専門分野等だけでなく、フリーワードでも検索でき
探すことができます。

コメント (0) | トラックバック

2007年11月16日

債務カットの税金

サービサーに債務をカットしてもらうと大きな利益が生まれます。

通常は、この利益は担保不動産の売却損等で相殺されます。

とくに、債権がサービサーに譲渡されるような会社は、
債務超過であり、本業で大きな赤字が累積していますから、
サービサーの債権放棄による債務免除益が大きな利益(納税義務が発生)
になることは滅多にありません。

しかし、納税のための利益が出るケースもあり
銀行債務を税金の未払いに変えるだけで、
何のための債務カットかわからなくなります。
(田中)

コメント (0) | トラックバック

2007年11月14日

サービサーの対応

サービサーの回収方法について、画一的なことはいえません。

ただ話し合いを第一として、
不動産の競売などを打ち出すのは最後にする、
という姿勢は固まってきているように思われます。

話し合いの結果、債務者及び連帯保証人が
今現在も将来も弁済できないとわかれば、
それ以上追求してきません。

要はそれを相手に信じてもらえば、大幅な債務カットができます。
仮に信じてもらえないときは、銀行預金を差し押さえられたというようなこともあります。
対応は、銀行と変わりありません。

サービサーは短期間で返済の決着をつけると思われる方も多いと思われますが、
最近は長期分割弁済の条件を持ちかけられたこともあります。

残債は払えないという立場から見れば、銀行でもサービサーでも同じです。
但し、その過程において返済額に妥協する余地があるという点では異なります。
(田中)

コメント (0) | トラックバック

2007年11月12日

神戸ブログに関するお問い合わせ

昨日のブログ記事に関して、
お客様から
「貼付けられた商工会議所のアドレスからうまくリンク
できないのですが・・」とのお問い合わせがありました。

その場合は、ヤフーでもグーグルでもどちらでもかまいませんが、
「神戸商工会議所」で検索
→神戸商工会議所HPのトップページに貼り付けてある
「こうべブログ」をクリックすると、入れます。

よろしくお願いします。

コメント (0) | トラックバック

2007年11月11日

最近の事業再生.com〜HP改訂・神戸商工会議所関連

1.ホームページの改訂

○ダウンロード お役立ち資料集・・・
新規に設けました。

○ブログ・・・
オフィシャルブログ「事業再生の現場から!
再生コンサルタント日記」を新規に設けました。
HPトップの「事業再生の現場から!再生コン
サルタント日記」更新情報 をご覧ください。

○最近の活動報告 並びに 
事業再生関連ニュース(トピックス)・・・
オフィシャルブログに集約し、継続いたします。

○よくある質問・・・
クライアントと顧問契約する際の報酬額を明示
しました。

○メルマガ・・・
現在第10号まで発信しております。
HPをご覧ください。

2.神戸商工会議所関連

○神戸ブログ・・・
オフィシャルブログと平行して別途神戸ブログ
をスタートいたしました。
アラウンド梶i千々波)と、
事業再生コンサルタンツ(田中)が、
各々登録しております。
神戸ブログのサイトをご覧ください
→ https://kobeblog.net/index/

コメント (0) | トラックバック

2007年11月08日

不動産… 借入による所有 と 賃借 とどちらが得?

「借入金で不動産を購入・所有」した場合と「不動産を賃借」した場合、
損得勘定はどのように考えたらよいのでしょう?
「借入による所有」の返済元金・利息の合計と「賃借」の賃料が同じ
くらいの額である場合を比較してみればよく解ります。

「借入による所有」の取得時の費用(登録免許税、不動産取得税)、
固定資産税都市計画税の負担、メンテナンス費用等、
「賃借」の入居時の保証金・敷金等の支出等、は考慮に入れず
ザックリと考えてみると、

@損益面では・・・ 「借入による所有」 > 「賃借」
Aキャッシュフロー(収支)面では・・・「借入による所有」 < 「賃借」
といえます。

すなわち一般的に、
「借入による所有」は、経費として賃料負担がなく、相対的に少額な
利息の支払となりますので、損益上ひいてはBS上の自己資本の
充実の面では、「賃借」よりメリットがあります。

一方、税引き後のキャッシュフローから借入金返済をしますので、
若干の減価償却メリット(現金支出がない→資金調達につながる)は
あるものの、キャッシュフローの蓄積の面からはデメリットです。
もちろん、借入金返済が終わればキャッシュフローは好転しますが・・・。

「賃借」は、賃料という経費負担が大きいので損益上(=自己資本の
充実)面ではデメリットがあります。
一方、借入金返済がないので、より大きなキャッシュフローの蓄積が
可能です。
賃料支払いは続きますが・・・。

資産のオフバランス化、スリム化、身軽な経営、持たない経営、キャッ
シュフロー重視の時代等が叫ばれて久しい昨今、借入による所有か
あるいは賃借かの選択は大きな経営判断となります。

参考資料を、ホームページ、ダウンロードお役立ち資料集、
「不動産 [借入金による所有] と [賃借] の比較 例」 に
貼り付けております。
(千々波)

コメント (0) | トラックバック

2007年11月07日

中小企業は自己破産する必要があるのか?

ゼロから再起を図る場合は、破産して社長自身スッキリするのも
良いと思いますが、「後継者に経営を譲ろう」、
「第三者の連帯保証人に迷惑は掛けられない」と考えているのであれば、
破産する必要はないと言えます。

まず、最初に事業再生の方法を探るのが先決であり、
破産する必要がない状態を作り上げてしまえば良いのです。

債務者として守りたいものを、合法的に移すことも必要です。
だまって隠したのでは隠匿になりますし、債権者を騙して移したならば
詐欺で訴えられる可能性も出てきます。
あくまで、債権者の合意を前提に、知恵を絞って移すのです。

きちんと手続きすることで、債務者の破産という危険からリスクを
分離することができます。万が一、債権者破産を申し立てされたとしても、
リスクを分離しておけば安全です。

差し押さえの対象がなくなってしまえば、債権者としも
どうしょうにもありません。

確かに、借りたものは返さねばなりません。
しかし、無理をして返し急ぎ、その挙げ句に会社を倒産させる
よりは、会社の体力事情にあわせて無理をせず、
ゆっくりと生き延びて体力を回復させそのうえで返済を
行っていくことこそ業績不振にあえぐ企業のとるべき
一つの選択でもあります。

債権者の同意を得て事業再生を図ることは多くの場合、可能であり
経営者はたとえ1%でも再生の可能性を追求すべきです。
(田中)

コメント (0) | トラックバック

2007年11月02日

返済は遅れてもよい?

「借金を返さないと、銀行はすぐに何か手を打ってくる」
そう信じている人は結構います。といって、
相手が何をやろうとするのか、まるでわかっていません。
差し押さえをされるのか、家族が巻き込まれてしまうのか・・・。

相手は何か手を打ってくる。何かをされる。
これがわからないために、恐怖心が高まるのでしょう。

だいいち金融機関は、返済が遅れたら
何回もあなたと話し合おうとします。

たとえ返済が少しでも遅れてもびくつかない腹を持ちましょう。
そうすれば、かならず対応策が生じます。
(田中)

コメント (0) | トラックバック

Copyright c 2007 事業再生.comAll Rights Reserved.